DevLove2012 に参加してきたっす

はじめに

12月15日、16日と、DevLove2012 に参加してきました。各セッションでメモを取った中から、特に印象に残った事をサクっと列挙しておきます。1週間経って揮発しそうだから、急いで書かなきゃいかん。

1日目

1-1 『周りを巻き込みながら歩んできた関西人スクラムマスターの自分戦略』中村洋さん

「ええと思ったら、やっていこう」というメッセージを実体験を交えて話して下さいました。某海岸沿いSIerとは・・・

1-2 『Social Change 〜ソフトウェア開発者が経営者になるまでと、これからの戦略〜』 倉貫義人さん

「製造業からサービス業へ」「フレームワークをRoRに統一し、ノウハウを共通化したのは経営判断」そして、某海岸沿いSIerとは・・・

1-3 『エンジニアの未来』 まつもとゆきひろさん

「なんだかんだ言って、楽天の社内公用語英語化は成功していると言っていい。何を言われても自分を信じて突き抜ける奴は強いね」

1-4-1 『スーパーはカーになりたかったITドカタとコミュニティ、そしてマサカリ』 瀬宮新さん

ソースコードを公開してモヒカン達からマサカリを食らったら、それに対して素直に取り組めばレベルアップ出来ますよというお話。ベジータ「今すぐオレを半殺しにしろっ」そういう事ですね。

1-4-2 『STNの向こうの世界線を目指せ』 伊藤宏幸さん

「今そこにある思考停止」に警鐘を鳴らす内容。涙無くしては聞けないお話でした。STN(そんなの ただしく ない)とは、少しでも教科書から外れた者を権威や形式にとらわれて脊髄反射で叩いてしまうというような事。正しさ至上の場によって傷つけられ倒れてゆく者の事を考えて!チームワークを大事にしましょう!という、魂の叫びを聞き、感動しました。

1-5 『どうしたら良いシステムが作れるのか〜あなたが進むべき道を決めるためのアーキテクチャとマネジメントの話〜』 鈴木雄介さん

リーダーの素養を持つアーキテクトげなマネージャーが、これから求められるのではないか。「アジャイル=組織論」

1-6 『SIerとWeb系はココが違う!キャリアチェンジしたエンジニアが見た両者の現場から』 高井直人さん

酔っ払ってて面白かったです!「高井さん=スゲー頭が良い!」「後工程はお客様」←これの意味がわかりませんでした。一番伝えたいことだったみたいなんですがw

1-7 『どこでも生きていけるエンジニアを目指した後に見えるもの』 増井雄一郎さん

MobiRuby の作者の増井さん。風呂でもコーディングしちゃう風呂グラマー。「気になった技術を深く、半歩先へ行くように習得してゆくべし」「好きなことだけやろうとすると、どんどんニッチになっていくので、市場の広い海外へ行かざるを得ない」

1-渾身会

非常に面白かったです。酔っ払った人達によるLTなんかもあって。中でも Atlassian JP の中の人が大変面白かったです。「Atlassian 超いい!」あと、協賛のオライリーさんからのプレゼント「ソフトウェアアーキテクトが知るべき97のこと」を頂きました。ぼちぼち読んでます。

2日目

2-2 『テストに開発をもっと駆動させたい』 諸橋恭介さん

「テストの目的として、それが正しいからとか、品質が上がるからというのはちょっと強すぎる。開発しやすくするためというのがしっくりきます」「どう動くかをテストするのではなく、何がしたかったかという事をテストすると考える」「素振り重要」

2-3 『「ドメイン駆動設計」という仕事の流儀』 増田亨さん

「利用者の気持ちになって、そのドメインの言葉で『しゃべる』ことから始めよう」「たくさん本読め!」「原則・パターンとの付き合い方は、それらを北極星として使う事だ。今、自分がどの辺にいるのかを確認するために使う」

2-4-1 『不惑の生存戦略』 塩谷啓さん

「生存の定義は職を維持する事と意に沿わぬ仕事をしないこと。意に沿わぬ仕事を強いられる事は死」

2-4-2 『プロフェッショナル 語源の理解』 上田佳典さん

なんか、ずっと 猪木 でした。

2-5 『リーダブルコードを読んだ後』 須藤功平さん

Ruby コードの感想戦【第1回】WikiRに取り組みました。「まず、コードを読んで、読む人に気持ちになりましょう。その気持ちで書いてみましょう」

2-6 『勉強会コミュニティがぼくのエンジニア人生にもたらした事。あと、NoSQLとの付き合い方。』 桑野章弘さん

「これからの勉強会はカジュアルにいつでも、どこでも、だれでも開催できるようになればいい」「勉強会を立ち上げるときには思い切ってゲストを呼ぶとイイよ。みんないい人だから来てくれるよ」「お客様の先にイイ事あるよ」

2-クロージングセッション 『Can we change the world?』 市谷聡啓さん

「稲作は生涯に多くても60回くらいしか出来ないってね」」そして、某海岸沿いSIerとは・・・

まとめ

情熱あふれる沢山のエンジニアから、元気を貰いました。わしも仕事がんばろうっと。(小並感)

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[技術書つまみ食い] 『NoSQL データベース ファーストガイド』第一回

この本は一体?

2011 年 5 月 1 日の発売日に買って、ペラペラっと見て本棚の肥やしになってた。
200ページ弱で、字も大きいので、本気で取り組めば半日くらいで読み終わりそう。しかし、そこまでガッツリ取り組むほどの内容ではない。
なんで今更読もうと思ったかというと、先日「全文検索エンジンgroongaを囲む夕べ 3」というイベントの Ust を見て、「RDB じゃないデータストアって、かなりカジュアルに活用されるようになったなー。ナウいなー」とか思ったからでした。

Chapter 1

NoSQL と言っても、「No! SQL!」とか、そう言うんじゃなくて「Not only SQL」ですんで。
RDB(リレーショナルデータベース)の理論は 1969 年に提唱されたが、ハードウェア性能が足りて無くて実現出来なかった。
しばらくの間は階層型データベース(ディレクトリ構造みたいなあれ)、ネットワーク型データベース(重複を潰した階層型?)が主流でした。
その後、近年のハードウェアの進化で RDB が実用的なパフォーマンスで登場したようです。

RDB の強み

  • データの一貫性
  • 正規化
  • SQL
  • 実績やノウハウ

RDB の弱み

  • 大量データの書き込み
  • インデックス付きのテーブルへの更新
  • スキーマ変更
  • 即応性

じゃ、NoSQL はどうなん

とりあえず key, value みたいな単純な構造のデータを超大量に書き込むのが得意だね。
あと、単純だからこそ、ぶつ切りにして複数のサーバーに分散させて読み書きする事が出来たりする。
ぶつ切りに出来るってことは、サーバーを増やすだけで簡単にスケールアウトできるって事。これは有利ですね。
まぁ、キャッシュとかログとかに使うのが良いんじゃないかな。

NoSQL ってどんなのがあんの?

揮発性key-valueストア:memcached, (Redis)
要するにメモリー上に key, value のセットを置いて、高速にアクセスするよって事。
DB が落ちたらデータも消える。

永続性key-valueストア:Tokyo Tyrand, Flare, ROMA, (Redis)
ディスク上に key, value のセットを置いて、高速にアクセスするよって事。
DB が落ちても、再起動したらデータは残ってるよ。

ドキュメント指向データベース:MongoDB, CouchDB
スキーマレスが特徴。JSON とかみたいに、データ構造ごと保存して使う感じかね。

列指向データベース:Cassandra, HBase, HyperTable
特定のカラムだけを大量に取得したり、一括更新したりするのが得意なデータベース。
単一カラムだけ見れば key-value げなので、key-value と同じく、大量データの読み書きが得意っぽい。

ってな具合に分類出来るよ。

NoSQL はどういうときに使える?

基本的には RDB が何でも出来ちゃうから、出番は無い。
でも、とにかく速度、とか、とにかくスケーラビリティっていうようなケースが出てきたら、RDB を補完するために呼んであげてね。

とりあえずまとめ

RDB がデータのストックに向いているとすれば、NoSQL はフローの扱いに向いている感じなんでしょうね。
Chapter 2 からは実際に memcached やら Tokyo Tyrant、Redis, MongoDB, MySQL+HandlerSocket の実演です。
MySQL+HandlerSocket とかはちょっと面白そうな感じがする。
まぁ、次回がいつになるかは知りませんけれども。

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SyntaxHighlighter Evolved のテスト

とりあえずこれでいいが、Qiita みたいに Markdown で記述できるプラグインを探した方が良いかもしれんなぁ。ナウいし。

css

div#header {
    border: medium solid #ddd;
}

ruby

(1..10).each {|n|
  puts n
}

JavaScript

var a = "hoge";
alert( a );
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[技術書つまみ食い] 『プロになるための JavaScript 入門』第一回

まさかの表紙買い

表紙が美しかったので、パラっと立ち読みしたら結構面白そうだったので買ってしまった。適当に内容をメモ。

第一章

歴史

「JavaScript とはなんぞや」
「ECMAScript の各実装のうちの一つ」

  • Mozilla 系の実装 = JavaScript
  • Microsoft 系の実装 = JScript
  • Adobe 系の実装 = ActionScript

Java アプレットへのカウンターとして産まれました。Java って名前付けたら流行っちゃったw
IE の JScript がやりたい放題な実装だったから互換性もへったくれも無くて大変だった。
標準化団体を作って収束を図ったら、なんとか軌道に乗ってきた。
ES3 ならだいたいどんなブラウザでも動く。
ES5 は、いわゆるモダンブラウザならだいたい動く。
いい加減、ES5 = JavaScript と言っても良い時代が目の前にあると言っていいだろう。

特徴

var hoge とか言って、型付け無しで宣言するからよろしくな!動的型付けでっす!
インタプリタ言語です!コード書いたら、そのままブラウザで実行できたり、V8 で単独実行出来たりするからよろしく!
関数は第1級オブジェクトだからよろしく!クロージャ的なアレですね!静的スコープとか流行ですよね。
もちろん、オブジェクト指向言語です!あ、でも「継承・ポリモーフィズム・カプセル化」とかは無いし、Ruby みたいに全部が全部オブジェクトってわけじゃないよ。プロトタイプベースって奴でさぁ。
オブジェクト指向の3原色ってのがありまして「メッセージ色」「クラス色」「インスタンス色」って具合です。それぞれの濃さで、その言語のオブジェクト指向の色が決まっていくのではないでしょうか?
JavaScript はっていうと、クラス色とインスタンス色の間くらいにいるイメージですね。

写経環境について

おまえ、Chrome 使ってんの?
「コマンド+オプション+J」押してみ?
はい!環境出来た!すぐ写経を始めろ!

とりあえずまとめ

この本、普通の厚さなんだけど、薄い紙を使ってて 460 ページ以上ある。
Twitter とか Blog で見慣れた文体で書いてあるので、非常に読みやすい。
“JavaScript 文法の学習とは「A だと思った?残念!B でした」ということを何度も確認していく作業にほかなりません。” だそうです。
気が向いたら2章に手を出すかもしれないし、いきなり3章に飛ぶかもしれない。つまみ食いなので気まぐれに。

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子どもの写真、動画をいかに保存するか

この記事は子育てエンジニア advent calendar 2012 : ATNDの 12/5 のエントリです。

はじめに

掲題の通り、子どもの写真、動画をいかに保存するかについて書きます。

子どもが産まれると、やたらめったら撮影する親がいますね。私もそのひとりです。
あ、親ばかエントリなので、写真を貼っておきますね。

ディズニーランド

ディズニーランドでろくろ(息子)

運動会

運動会(娘)

データ量について

うちにある撮影機材は下記の通りです。

  • コンデジ(PowerShot G9)
  • ハンディカム(CX-12)
  • ミラーレス一眼(NEX-7)

コンデジの写真は1枚につき14〜15MBくらいのサイズです。あまり連写がききませんので、データ量はたいしたことありません。ハンディカムは8GBのメモリースティックに100分くらい撮影できます。動画を撮影したいシチュエーションは運動会やお遊戯会などのイベントに限られ、1回の撮影はせいぜい20〜30分程度なので、これもデータ量はたいしたことがありません。
一方、ミラーレス一眼はアブナイです。写真1枚につき23〜24MBくらいのサイズで、1回に11連写くらい出来ます。ディズニーランドや運動会などの1日がかりのイベントで撮影していると、2,000〜3,000枚くらい撮ってしまい、64GBのSDカードが1日で埋まってしまいます。これがフルサイズの一眼レフだったりしたら、もっと大変なんでしょうね。

現在、写真ライブラリのサイズは400GBくらいです。2TBの外付けHDDに保存しているので、容量については、まだまだ余裕があります。しかし、本当に問題なのは容量ではありません。

データ保全について

子どもの写真ライブラリはかけがえのないものですので、絶対に失わないように保全したいものです。

HDD

外付けHDDだけに保存するのでは、機器としての冗長性もなければバックアップも無い状態なので不安です。RAID1 で冗長化するとか、ファイルサーバーと同期するなどの対策を行いたいところですが、結構お金がかかってしまうので、なかなか実現できません。

Flickr

ファイルサーバーを導入する代わりに、私は Flickr の Pro Account を契約しました。2年間で$48でした。これで写真をフルサイズのまま無制限にアップロードすることが出来ますので、万が一、手元のHDDがクラッシュしたとしても、全件ダウンロードすれば復帰できることになります。このように家の外に保存することで、地理的な冗長性を実現することができます。ただし、クラウドといえども事故が無いわけではないですし、いつ、どんな理由でアクセス出来なくなるか分かりませんから、全幅の信頼を寄せることは出来ません。一応のバックアップとしての位置づけです。

BD-R

先日、BD-R へ書き込みが出来る外付けドライブを購入しました。イマドキの Blu-ray は2層で50GBもの容量を持っており、バックアップメディアとして、ある程度は使い物になるように思います。そろそろ普及してきた感がありますので、これからどんどんメディアが安くなってくれる事を期待しています。
ただ、不安が無いわけではありません。今まで CD-R や DVD-R を使ったバックアップというのは多少やっていましたので、先日、試しに12年程前の CD-R を開いてみたところ、すでに読み込めなくなっていました。BD-R はもう少し堅牢なのではないかなと期待しているものの、光学メディアに対する不安は払拭できません。バックアップに作成したディスクについて、1〜2年に一回は点検を行うとか、全量焼き直すとかしたほうが良いのかもしれません。

全部残す事に意味はあるのか

ここまで書いておいてなんですが、こういったデータ保全への意欲は、程々になるように抑制したいと考えています。何千、何万、将来的には何十万、何百万もの写真を、動画を、いつ、誰が見るのでしょうか。そういう巨大なデータについては、適当にお蔵入りしてしまえばいいのです。
その代わり、気に入った写真や動画についてはいつでも見られるように整理しておくことが大事だと思います。

Facebook

2,000〜3,000枚も撮影すると、10枚くらいは良く撮れている写真が混ざっているものです。そういう出来の良い写真は Facebook のアルバムにまとめて友達限定で公開しています。生き馬の目を抜く Facebook においては、そういう武器を持たねば生き抜くことが出来ないのです(暗黒微笑)。と、冗談は別として、Facebook のアルバム機能は結構よく出来ていて、見やすいと思います。

Facebookアルバム

Facebookアルバム

やっぱりプリント

かみさんはパソコンで写真ライブラリを見るたびに「出来の良い奴だけプリントしてアルバムを作りたい」と言っています。やっぱり最後はそこに落ち着くのでしょうか。古い写真なども、アルバムは残っているけれどもネガは紛失しているというケースが多い気がします。これから年に1冊くらいは作っていこうと思います。

さいごに

もっと良いデータ管理の方法などがあれば、お教え頂けるとうれしいです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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地上1階は0階なのではないか

最近、出かける時にベビーカーを押して行くことが多いので、よくエレベーターに乗るんです。
何度もエレベーターに乗っているうちに、「あれ?」と思ったことがあるので書いておきます。

ビルのフロアって、1階、2階っていう地上階と、B1階、B2階っていう地下階がありますよね。
エレベーターの階表示機を見ると、例えば地下2階から地上10階までが横向きに並んでいたりして、まるで数直線のように見えます。

【例】B2 B1 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10

数直線として見ると、地下の階数は負の数で表せそうな感じがします。地下1階なら−1階、地下2階なら−2階などのようにです。
しかし、そうしてしまうと「1階の1つ下の階が地下1階」という現実に違和感を感じます。
まるで、1 – 1 = -1という成り立たない式を突きつけられているような気分です。
階数を数直線上に表すなら、我々が普段1階と呼んでいる階は0階とすべきです。そうすれば、0階の1つ下が地下1階となるのですから。
0 – 1 = -1 であれば成り立ちます。
とはいえ、最近のエレベーターには「地上階」とか「ホーム階」とか「改札階」なんていう風に、数で表現されていないボタンが結構あるので、階数ってのは単なるラベルなんだよなと納得していたりもします。

— 追記 —
すっげぇ詳しく解説しているページをご紹介いただきましたw
なぜ、階段を1階上ると、2階なの? 1階下ると、地下1階なの

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扶養義務を厳格に適用するとどうなるの?

生活保護の問題で頭が痛いので、何が心配なのかをまとめてみる。
【東京新聞】扶養困難 証明義務化も 生活保護で厚労相
↑の記事で『小宮山洋子厚生労働相「義務者が責任を果たす仕組みを検討したい」』とある。
義務者が責任を厳格に果たすとどうなるか、今、わしが想像出来る範囲で想像してみた。

わしは今、自分、かみさん、長男、長女、母ちゃんの5人家族で住んでいる。
まず、もし、うちの家族の誰も働けない状態になった場合の生活保護支給額を計算してみる。

生活扶助基準(第一類費)
わし(30) 40,270 円
かみさん(32) 40,270 円
長男(2) 20,900 円
長女(0) 20,900 円
母ちゃん(57) 38,180 円
合計 160,520 円
生活扶助基準(第二類費)
五人世帯 55,600 円
加算費
中学生以下の子供を扶養 15,000 円
中学生以下の子供を扶養 15,000 円
住宅扶助
最大 69,000 円

ザックリと、以上のような感じで計算され、合計 315,120 円となる。
この金額はうちの世帯が、憲法が定めるところの「健康で文化的な最低限度の生活」を営む為に最低限必要と認定される金額となる。
これは生活保護用語で「最低生活費」と呼ばれる。

次に3親等以内の親戚を挙げる。

親等 続柄
0親等 わし(直系)
かみさん(直系)
1親等 わしの母(直系)
かみさんの父(直系)
かみさんの母(直系)
長男(直系)
長女(直系)
2親等 わしの祖母(直系)
かみさんの弟
かみさんの妹
3親等 わしの叔父A
わしの叔母A
わしの叔父B
わしの叔母B
かみさんの叔母

こうしてみると、最大10人の親戚に対して扶養義務があるように見える。
仮に、親戚が全員扶養が必要な立場だったとすると、ざっくり一人につき月額 130,000 円くらいの補助が必要として、月額 1,300,0000 円が必要だ。

わしは、扶養義務の厳格な適用をするということは、自分が「健康で文化的な最低限度の生活」を営む為に最低限必要な金額を超える所得を親戚に仕送りする義務を負うという事になると考える。なぜなら、月額何円以上の所得がある場合に仕送り義務があるというような具体的な基準が無いので、最大限悲観的に考えるしかないからだ。
そう考えると、なんと、自分の世帯の分と合わせて、月に 1,615,120 円の手取り収入があれば、自分の扶養すべき範囲を賄えるらしい。
そして、その収入を超えて初めて「最低限」の生活レベルから抜け出す事ができる。手取り年収が 20,000,000 円弱あっても、親戚が全員貧困だと、自分も「最低生活費」で暮らす義務があるという事になる。

今のところ幸いな事に、わしの親戚には補助が必要な人は1人しかいないので、うちの家計からは月 50,000 円ほど援助するくらいで済んでいる。
しかし、全員がいつまでも健康で稼ぎ続けられるとは限らない。いつどうなってもおかしくは無い。
そうなったとき、仕送りをサボっているのを片山さつきに見つからないかとビクビクしながら生きるか、最低限のお金を残して仕送りをするか。あなたがその立場ならどうする。

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わしの自炊環境

某所で、わしの自炊環境について訊かれたので、記事にしておく。

まず、必須なのがスキャナー。
↓定番の S1500 がオススメ。わしは家と会社に置いてるよ。

次に断裁機材。

でかい断裁機は、あればうれしいけど、無くても全く問題無い。
↓のカッターがあればおk。普通の家にあるような適当な細身のカッターだと、あまり捗らないよ。

何も考えずにカッターでモリモリ切ってると、机が傷だらけになって泣くよ。
そこで、↓のカッターマットを使う。思う存分断裁できるようになる。

器用な人なら以上で充分だけど、不器用な人がやると切り口が曲がる曲がる。
コンテンツまで切っちゃったり、切り口がガタガタになってスキャナー詰まらせたりする。
そこで、真っ直ぐサクサク切るために↓の定規を使うといい。作業速度と精度が桁違いに上がる。

以上が、わしの使っている環境。
自炊環境の導入を検討している人の参考になれば幸い。

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一念発起の Mac 移行

先月末、MacBook Pro の 13 インチを購入し、自分のコンピューター環境をこれに統合した。

今まで、10年以上に渡って、家でも会社でも Windows ばかり使っていたが、数年前から Mac に興味を持ち、中古の Mac mini を仕入れて少しずつ触っていた。

先日、会社の Windows PC が不調になり、買い換えを検討していた。それと同時に、普段から使っているノートパソコンの液晶に気泡が生じ始めたため、これも買い換えざるを得なくなった。
そこで、外付けディスプレイを用いてデスクトップ PC としても使える、強力なノートパソコンを購入するという選択肢が突如浮上してきた。

これまで、会社では XGA ( 1024*768 ) と FullHD ( 1920*1080 ) のデュアルディスプレイ、家では UXGA ( 1600*1200 ) のデュアルディスプレイという環境で作業してきたが、画面二枚というのは案外集中力が削がれるな、と常々感じていた。そこで、この際、家と会社の両方とも WQHD ( 2560*1440 ) 環境のシングルディスプレイに統合しようと考えた。

わしが正月に掲げた今年のテーマは less is more (より少ないことは、より豊かなこと)である。このテーマに沿って考えると、ディスプレイは一枚へ統合すべきだ。さらに徹底するならば、複数のマシンを一台に統合すべきなのだ。
統合できるマシンは会社デスクトップ、家デスクトップ、モバイル、趣味の Mac の計4台。これらを統合するとなれば、必然的に買う物が絞られる。MacBook Pro 13 インチ Core i 7 モデルだ。これこそ、デスクトップ並のパワーを持ち、モバイル性を兼ね備える Mac である。
デスクトップ並のパワーとして、第二世代 Core i 7 2.7GHz + DDR3 メモリー 8GB で充分とした。
モバイル性については元々持ち歩いていた ThinkPad X61 tablet + 大容量バッテリーの2kgと全く同じ重量なので、許容した。

外部ディスプレイについては高コストパフォーマンスで評判の DELL U2711 を選択した。HDMI1系統、デュアルリンクDVI2系統、ディスプレイポート1系統、D-SUB VGA1系統、コンポーネント1系統、コンポジット1系統という豊富な入力を持ち、2560*1440 という高解像度の27インチディスプレイだ。これが 55,000 円で買えるとは信じがたい。

社長に、新しいパソコンを買う代わりに U2711 を買ってくれたら、パソコン側は自分で調達する、と交渉したところ、OK が出た。
自宅にも U2711 を手配し、早速秋葉へ MacBook Pro を買いに行った。

今回かかった費用をまとめてみる。
MacBook Pro 13 インチ本体 ¥130,000
Apple CareProtection ¥25,800
DDR3 メモリー 4GB 2枚 ¥7,000
INTEL SSD 320シリーズ 300GB ¥45,000
U2711 2枚 ¥110,000
mini DisplayPort to DisplayPort 変換ケーブル 2本 ¥2,000
MagicTrackPad 1枚 ¥6,500
MacBook 縦置きスタンド2個 ¥8,000
Parallels Desktop for Mac 6.0 ¥8,500
計:¥342,800
会社側で負担してくれたのはディスプレイ1枚分。¥55,000。それを差し引くと ¥287,800 だ。去年のスクーターに次ぐ、大きい買い物となってしまった。

今回のリプレースにより、お払い箱になった物は下記の通り。
XGA ディスプレイ1枚
FullHD ディスプレイ1枚
UXGA ディスプレイ2枚
ドスパラ製DOS-V機1台
yancya製DOS-V機1台
ThinkPad X61 tablet 1台
Mac mini 1台
これらのうち、Mac mini は里親が見つかり、¥15,000 で引き取られていった。
処遇が決まっていないのは ThinkPad と UXGA ディスプレイ2枚だ。
もし、この日記をご覧の方の中に、UXGA 液晶ディスプレイをご所望の方がいらっしゃいましたら、1枚 ¥5,000 。2枚セットで ¥8,000 でお譲りしたいと思います。お気軽にご連絡を下さい。
といった調子で各所で里親募集をかけており、引き取り手が無いものについてはヤフオクにて処分する予定だ。

断捨離って程ではないが、分散していたモノをシンプルに統合する作業というのは大変気持ちの良いものだ。
8月には第二子が産まれる。今後、家には子供たちのモノがあふれかえる事だろう。それに備えて、自分のモノは極力少なく、最低限にまとめておきたい。
さらに先まで考えると、自分が死んだとき、Mac と少量の本と金融資産のみが残っているというのが美しい死に方だと思う。あと50年は生きるつもりだが、そういうことも考えながら生きたい。

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X61 tablet の SATA 速度の限定解除

昨年の 7 月に intel の SSD ( X25-M 80GB ) を買って ThinkPad X61 tablet に搭載して、そこに Windows 7 をインストールして使い始めた。

5400rpm の 2.5 インチ HDD + Windows vista の組み合わせと比べたら、それこそ比喩ではなく 10 倍くらい速くなったと思う。(スタートアップが全部起動しきるまで 10 分とかかかってた)

ところが、ベンチマークを取ってみると、シーケンシャルリードが 130MB/s 位しか出ない。それでも充分速いが、X25-M のスペック上は 250MB/s 出るはずだ。

調べてみると、X6 系 ThinkPad は、SATA-II のチップを積んでおきながら 1.5Gbps ( SATA-I 相当)の速度しか出ないように BIOS が制限しているとのこと。残念過ぎる。

ドッグ周りの純正周辺機器との相性との兼ね合いで制限しているという推察が一番それっぽいかなと思う。ハードウェアのことはよーわからんけど。

ともあれ、ハードウェアが対応しているのに、ソフトで制限するなんて!絶対に許さない!機械の性能は最大限引き出したい!

というわけで、当時、対策を色々調べた。だけどパっとした解決策が見つからなかったので泣き寝入りしていた。

時は流れて半年余り。昨日、ThinkPad X220 tablet のスペックが発表された。

CPU は Core i 3 (2.1GHz) ~ i7 (2.7GHz) まで選択可能!(もち SundyBridge)

メモリーは 8GB まで搭載可能!

ディスクは 5400rpm HDD から intel SSD まで選べます!

ディスプレイは 12.5 インチの 1366*768 !(え!?)

720p ウェブカメラ搭載!

USB3.0 搭載!(オプション)

タブレット部はマルチタッチ対応でゴリラガラスを採用!

えー・・・

正直微妙。

うちの X61 tablet は3年半くらい前に買った奴だけど、負けてない。

CPU は Core2Duo L7500 (1.6GHz)

メモリーは 8GB 搭載!

ディスクは intel の SSD ( X25-M 80GB ) 搭載!

ディスプレイは 12.1 インチの 1400*1050 !!

うらやましいのは CPU だけだ。まだまだ X61 tablet の時代は続くな!

と思ったところで、ふと SATA 制限の事を思い出した。そういえば 1.5Gbps の制限外れる BIOS が出てたりしないかなーと思って、ググってみたところ、純正ではない怪しい BIOS が。→ http://forum.notebookreview.com/lenovo-ibm/459591-t61-x61-sata-ii-1-5-gb-s-cap-willing-pay-solution-8.html#post6501443

Use these modified bios at your own risk!!

とか書いてあるし、導入するのを一瞬だけためらった。だが、こういうときに前に進む力になるのは欲望と打算。「もし壊れたら MacBookAir 買う理由ができるwww フヒヒwww」

というわけで、怪しい BIOS へのアップデートを断行することに決定した。

早速ダウンロードして、解凍。exe をクリックして終了。・・・と行きたいところだったが、そうはイカの金玉でゲソ。うちの X61 には Windows 7 の 64 bit 版がインストールされている。READ_ME!!!.txt にはイカのような記述が。

If Windows Vista or 7 64-bit is already installed on your system, then you must use the bootable CD ISO format of this BIOS update

vista か 7 の 64 bit 版使ってる奴は直接 exe を叩かず、同梱の ISO を焼いて、そっから BIOS アップデートプログラムをブートしろってことか。

わしは素直にそれに従って ISO をディスクに焼き、USB DVD ドライブを繋ぎ、X61 tablet を再起動し、BIOS アップグレードプログラムがブートしてくるのを待ったんだ。

no valid CD-ROM device driver selected

なんでそうなるんだよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおいおいおいおしくしくしくしく

なんでこうなったかというと、わしが USB DVD ドライブを使ったからですね。純正の CD-ROM ドライブじゃないとドライバ組み込んでないんですね。わかります。

DOS 上で動く USB DVD ドライブのドライバを探してきて ISO に組み込んでブートし直すとか、絶対にやりたくないし、やろうと思っても出来ない気がする。

そうして、もういいやと思って寝ようとした瞬間、ひらめいた。そういや、vista は 32bit で使ってたよな。そんでもって、前に入ってた HDD は取り外した時のまま保存してたよな。それ使って exe 叩けば終わりなんじゃね?

そうと決まれば ThinkPad の得意技。30 秒でフタを外し、10 秒で SSD を取り出し、10 秒で HDD を取り付ける。なにこの神の機械。そして電源を入れる。

のそーーーーっと vista が立ち上がる。・・・立ち上がれ。・・・早く立ち上がれよ!なにこの超遅い起動。結局、ブートしきるまでにお茶入れて母ちゃんと雑談しながら飲んだ。どんだけだ。

前使ってたシステムが立ち上がった。牛久大仏の壁紙が懐かしい。例の怪しい BIOS を再度ダウンロードし、exe を起動した。10 分くらい放置していたら処理が完了した。

あとは再度スーパー ThinkPad タイム。30 秒でフタを外し、10 秒で HDD を取り出し、10 秒で SSD を取り付ける。なにこの神の機械。そして電源を入れる。

指をスキャンしてください

え?

もう起動してるwwwイミフwww指をスキャンしてログインすると、スタートアップが全部立ち上がるまで大体 30 秒。すっげぇ速くなってる事が体感できた。

念のためベンチマークを取ってみたら、シーケンシャルリードはキッチリ 250MB/s 越えてた。

X25-M のベンチマーク結果

ここ数週間、MacBookAir が欲しくて欲しくてたまらなかったが、これでしばらく我慢することが出来そうだ。めでたしめでたし。

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