一念発起の Mac 移行

先月末、MacBook Pro の 13 インチを購入し、自分のコンピューター環境をこれに統合した。

今まで、10年以上に渡って、家でも会社でも Windows ばかり使っていたが、数年前から Mac に興味を持ち、中古の Mac mini を仕入れて少しずつ触っていた。

先日、会社の Windows PC が不調になり、買い換えを検討していた。それと同時に、普段から使っているノートパソコンの液晶に気泡が生じ始めたため、これも買い換えざるを得なくなった。
そこで、外付けディスプレイを用いてデスクトップ PC としても使える、強力なノートパソコンを購入するという選択肢が突如浮上してきた。

これまで、会社では XGA ( 1024*768 ) と FullHD ( 1920*1080 ) のデュアルディスプレイ、家では UXGA ( 1600*1200 ) のデュアルディスプレイという環境で作業してきたが、画面二枚というのは案外集中力が削がれるな、と常々感じていた。そこで、この際、家と会社の両方とも WQHD ( 2560*1440 ) 環境のシングルディスプレイに統合しようと考えた。

わしが正月に掲げた今年のテーマは less is more (より少ないことは、より豊かなこと)である。このテーマに沿って考えると、ディスプレイは一枚へ統合すべきだ。さらに徹底するならば、複数のマシンを一台に統合すべきなのだ。
統合できるマシンは会社デスクトップ、家デスクトップ、モバイル、趣味の Mac の計4台。これらを統合するとなれば、必然的に買う物が絞られる。MacBook Pro 13 インチ Core i 7 モデルだ。これこそ、デスクトップ並のパワーを持ち、モバイル性を兼ね備える Mac である。
デスクトップ並のパワーとして、第二世代 Core i 7 2.7GHz + DDR3 メモリー 8GB で充分とした。
モバイル性については元々持ち歩いていた ThinkPad X61 tablet + 大容量バッテリーの2kgと全く同じ重量なので、許容した。

外部ディスプレイについては高コストパフォーマンスで評判の DELL U2711 を選択した。HDMI1系統、デュアルリンクDVI2系統、ディスプレイポート1系統、D-SUB VGA1系統、コンポーネント1系統、コンポジット1系統という豊富な入力を持ち、2560*1440 という高解像度の27インチディスプレイだ。これが 55,000 円で買えるとは信じがたい。

社長に、新しいパソコンを買う代わりに U2711 を買ってくれたら、パソコン側は自分で調達する、と交渉したところ、OK が出た。
自宅にも U2711 を手配し、早速秋葉へ MacBook Pro を買いに行った。

今回かかった費用をまとめてみる。
MacBook Pro 13 インチ本体 ¥130,000
Apple CareProtection ¥25,800
DDR3 メモリー 4GB 2枚 ¥7,000
INTEL SSD 320シリーズ 300GB ¥45,000
U2711 2枚 ¥110,000
mini DisplayPort to DisplayPort 変換ケーブル 2本 ¥2,000
MagicTrackPad 1枚 ¥6,500
MacBook 縦置きスタンド2個 ¥8,000
Parallels Desktop for Mac 6.0 ¥8,500
計:¥342,800
会社側で負担してくれたのはディスプレイ1枚分。¥55,000。それを差し引くと ¥287,800 だ。去年のスクーターに次ぐ、大きい買い物となってしまった。

今回のリプレースにより、お払い箱になった物は下記の通り。
XGA ディスプレイ1枚
FullHD ディスプレイ1枚
UXGA ディスプレイ2枚
ドスパラ製DOS-V機1台
yancya製DOS-V機1台
ThinkPad X61 tablet 1台
Mac mini 1台
これらのうち、Mac mini は里親が見つかり、¥15,000 で引き取られていった。
処遇が決まっていないのは ThinkPad と UXGA ディスプレイ2枚だ。
もし、この日記をご覧の方の中に、UXGA 液晶ディスプレイをご所望の方がいらっしゃいましたら、1枚 ¥5,000 。2枚セットで ¥8,000 でお譲りしたいと思います。お気軽にご連絡を下さい。
といった調子で各所で里親募集をかけており、引き取り手が無いものについてはヤフオクにて処分する予定だ。

断捨離って程ではないが、分散していたモノをシンプルに統合する作業というのは大変気持ちの良いものだ。
8月には第二子が産まれる。今後、家には子供たちのモノがあふれかえる事だろう。それに備えて、自分のモノは極力少なく、最低限にまとめておきたい。
さらに先まで考えると、自分が死んだとき、Mac と少量の本と金融資産のみが残っているというのが美しい死に方だと思う。あと50年は生きるつもりだが、そういうことも考えながら生きたい。

カテゴリー: パソコン パーマリンク

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